消臭ハンドブック

消臭ノウハウをご紹介いたします

消臭効果の高い洗剤

最近まで洗濯用洗剤は衣類の汚れを落とすものでした。衣類の泥ロゴれや油汚れ、白物衣料の黄ばみや黒ずみを落とすことにポイントが置かれ、スポーツやガテン系衣料に強い製品やオフィス系衣料に強い洗剤など個性的な洗剤から万能洗剤まで各種出そろった感じがありました。しかし、最近注目されているのは洗剤の消臭能力です。

部屋干し普及での問題

マンションや少人数世帯の増加により増えてきたのが、洗濯物の部屋干しです。
特に都市型のマンションなどでは太陽の直射日光が当たらない物件も多く、このようなマンションではベランダに干しても、部屋干しと同じような状態になります。
部屋干しの洗濯物は臭くなるのはモラクセラ菌が原因でが、その他に大きな理由が2つあります。
1つは、直射日光が当たることでモラクセラ菌を始めとしたニオイの元となる細菌が太陽光で殺菌されるのですが、部屋干しの場合は殺菌されないのでモラクセラ菌などが洗濯後に少しでも残っていると繁殖してニオイを出す原因になります。
また、天日干しに比べて部屋干しの場合は乾燥までに必要な時間が長くなるため洗濯で落とせなかったわずかな細菌でも長時間の間に増殖することで臭いを発生しやすくなります。

汚れ落としにはアルカリ性の洗剤が強い

衣類の汚れの多くは汗に混ざってでてくる皮脂や角質などのタンパク質で、酸性の物質です。
また油汚れや食材等の汚れも酸性物質なので、これらを落とすにはアルカリ性の洗剤が有利になります。
アルカリ性の洗剤の多くは粉末洗剤、いわゆる粉石鹸です。
最近では、部屋干しや消臭繊維に特化した洗剤も多く発売されるようになりました。
その代表的なものはライオンが発売している粉末タイプの洗剤でその名も「部屋干しトップ 粉末 除菌EX」です。
また、同じくライオンの金銀パールプレゼントでお馴染みのブルーダイヤシリーズからは「消臭ブルーダイヤ 粉末消臭」が発売されています。

お風呂の残り湯に注意

消臭洗剤を使っても衣類にニオイが残る場合はお風呂の残り湯で洗濯している場合が挙げられます。
お風呂の残り湯を使って洗濯している場合、洗剤で汚れを落とし、細菌を除菌しても、その後にお風呂の残り湯ですすぎを行う時に、風呂の残り湯に含まれた皮脂汚れや細菌が再び洗濯物に付いてしまうため、洗濯洗剤の殺菌効果が役に立たないためです。
これを防ぐには、風呂の残り湯を使わない方法がベストですが、風呂の残り湯を使う場合でも洗濯には風呂の残り湯を使い、すすぎには水道水を使うことでニオイの発生を減らすことができます。

洗濯機にも原因

また、消臭効果のある洗濯洗剤を使ってもニオイが残る場合、洗濯機の見えない部分が汚れている場合が挙げられます。
洗濯機の洗濯物を入れる洗濯ドラムの内側は綺麗でも、洗濯ドラムの外側には石鹸カスやたくさんの細菌が付いています。
さらに、洗濯ドラムの外側の洗濯槽にも油汚れや細菌がたくさんついています。
これらの細菌は幾層にもなっているため、洗濯洗剤に含まれる成分では殺菌されずに洗濯ドラムの裏の見えないなど部分に残っていることがあります。
このような状態で洗濯すると、洗濯の後のすすぎの段階で洗濯ドラムや洗濯槽に付いた細菌が再び衣類に付いてしまい、部屋干している間に繁殖する原因となるのです。
これを防ぐには洗濯ドラム清掃専用の洗剤が販売されているので、3ヶ月に1度くらいの割合でこれを利用して洗濯機自体の清掃をすると解決できます。